人間が暮らす場所において、水とは必要でもあり、また邪魔なものでもある。
 飲用や産業用の水は欠かせない、しかし多すぎる水は排出しなければ害になる。
 我々日本の発達した都市のなかにも、今なお水との付き合いの歴史があちこちに残されている。
 このブログではその水路のある風景・あった風景を一傍観者として楽しんでいく。
 
志歌寿ケイト(しかすけ) 


●しかすけの電子書籍『写真でつづる 東京の商店街 2005年撮影編 I 』『同 II』発売中です。

2020年01月01日

スイロット・アンキョ 特集記事・長編記事一覧

当ブログの長めの記事の一覧です。新しいウインドウで開きます。
普段は1記事につき写真1枚を基本としていますが、
1本の川をある程度追いかけて歩いた場合はまとめて1記事(特集記事)としています。
更新が面倒な場合もたまに長い1記事で済ませています(笑)。
文体や文の長さは気分次第で、たまにぶっ壊れます。あるいはわざと崩してます。

※1記事1枚のものは数が多いためタグ欄の市町村名から探して見てください。

<特集記事一覧>
●東京都
宇喜田川
戸越銀座の暗渠・川跡 前編 中編 後編
練馬区 その1 その2
神田川・赤城下町方面の支流+おまけ(紅葉川)
笄川・旧青山南町方面の支流など
長円寺谷
善福寺川 旧流路の支流暗渠 その1 その2
雲雀ヶ谷踏切近くの井戸小径
善福寺川・南荻窪四丁目の暗渠 その1 その2
谷端川のひげ暗渠 その1 その2 その3 その4
池袋北部の暗渠(境井田) その1 その2
志茂の水路
芝、地籍地図で歩く大正期の水路敷
吉原の水路跡 その1 その2
(八王子市)打越川
(八王子市)中谷戸
(八王子市)土入
(八王子市)釜貫・只沼・車石の西
(八王子市)車石の東
足立区 その1 その2
妙正寺川 気になるいろいろ
くろんぼ川を辿る
江戸川区新小岩(松島)の蓋暗渠


●埼玉県
不老川下流部
不老川中流部
不老川上流部・源流部(1)狭山池北東からの流れ(最上流部)
不老川上流部・源流部(2)狭山平からの流れ
不老川上流部・源流部(3)元狭山からの流れ
不老川上流部・源流部(4)水天宮からの流れ
不老川上流部・源流部(5)名鉄運輸からの流れ
南小畔川 その1 その2 その3 その4 その5 その6(完)
西浦和の水路(少なめ)

●千葉県
東金の水路(少なめ)
大網の水路(少なめ) その1 その2

●静岡県
富士宮・渋沢用水

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2018年01月09日

水路系散策会のレポートのリンク

お久しぶりです、しかすけです。
2018年もよろしくお願いします。


2016年以降、特に何でもない水路写真だけどんどん溜まってしまい、
また1記事1写真に戻そうかなーと画策しています(笑)。

こちらには載せてませんが、2017年までの水路系散策会のレポートは下記となります。

散策家と歩く水路跡 in 足立

八王子 とっておきの谷戸

散策家と歩く水路跡 葛飾区編


またあれば追加していきます。
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2016年10月16日

荻窪のいくつかの水路跡(荻窪暗渠展に寄せて)

今日は、当ブログからもリンクさせていただいている
lotus62さん( http://lotus62.cocolog-nifty.com/blog/
namaさん ( http://kaeru.moe-nifty.com/ankyo/ )
による展示「荻窪暗渠展」(杉並区郷土博物館分館・9/17-11/27)に行ってきました。
20161016_01.jpg
さすがに見せ方が上手いなあ・・・というのが率直な感想です。
顔ハメとか、投票とか、ジグソーパズルとか、占いとか、蓋をあける仕掛けとか。
動的な仕掛けがあるとやっぱり良いですね。
私が展示を見ていた間にも、年齢性別様々なお客さんが来てました。

暗渠や川跡に関する展示はそれ自体珍しいけれど、
研究されている方々それぞれでもきっと違った方法でアプローチできそうなので、
もっと各所でこうしたものが行われれば・・・と思うところです。
まだ1月以上展示されていますので、まだ行かれていないみなさんもぜひどうぞ。

/////////////////////

さて、展示の中でも触れられていた
「観音川」(四面道から白山神社前を経て善福寺川へ至る水路)の現在について、以下で掲載したい。
観音とは流れの中ほどにある、光明院のことであるとのこと。
背景などについてはnamaさんの記事をぜひ参照していただきたい

で、私はあくまで「現在わかりそうな流路」について追っていこうと思う。
展示にもあったと思うが、水路跡探しには推理・パズルのような楽しみがあるものだ、
というのをちょっとでも表現できたらと考えている(私はそれを8割机上でやってしまうのだが)。

※地図は使い回しです。暗渠・水路跡を網羅したものではありません。


土地境界的に最上流部と言えるのは、銭湯gokurakuya横の中途半端な行き止まり街路。
20161016_02.jpg
誰も間口としていないマンションとマンションの間のこの街路を残す意味はあんまりない。
右側がマンション化する前に奥に家があれば間口であったかもしれないが、
それなら公共の土地ではないだろうと思う(どこまで里道としたかは地域差があるが)。
下水道台帳図では公共の下水管はなさそうだが、
使用状況的にはずっと公共の敷地であり新規建築時に払い下げも受けていないということになる。
状況証拠としてでしかないがは私はここを確認できる限りの最上流部としたい。

そのまま下流方向へ進むとこの街路である。
20161016_03.jpg
これも認定道にならない幅の、どの家も間口としていない街路で、先程の街路との連続性もある。
という状況から水路跡(全面が元水路)として採用したい。

20161016_04.jpg
その先はマンション(右)と病院になってしまい水路部分は払い下げられているように見える。
見えづらいが手前側の2つの境界標の幅がおそらく水路の幅だろう。
そのまままっすぐ延ばせば塀の右側が続きということになる。
しかし病院側になぜか無意味な隅切り状の砂利敷があるのが気にかかる。
20161016_05.jpg
塀があるのだから隣のための隅切りは必要ない。払い下げたにしてもここだけ砂利にする意味は?

実はこの病院には公開空地が設定されており、
別の側の様子を見ることができる(四面道交差点のラーメン店横の街路から入る)。
20161016_06.jpg
ここだけはカラータイル舗装の公開空地とは様相が違ったが単に公開空地に含んでいないだけかも。
さきほどの水路跡の延長ではなくT字になる。参考資料に留める。

さて、さきほどの水路跡が直進すると仮定するならば、ここに出てくることになる。
20161016_07.jpg
様子は見えない。幅としてはアリだが、街路側の道幅変化はゼロ。

一方、この家を1軒挟んだ四面道寄り(駐車場あり)には、
こんな蓋つき側溝があり街路のL字溝の下に接続している。
20161016_08.jpg
民地間に私設の排水路があるのは街道沿いなど古い街では決して珍しくはない。
しかし東京ではそんなに見かけないし、
さほど低地とも言えない地域の排水路にしては幅がやや広い気もする。
普通に考えれば土地の無駄である。なのに残されている、ということは・・・・。
私としてはこちらに少し回り込んでいるというほうを支持したい。

ここまでは状況証拠しかないのだが、この先で四面道交差点に出てからはこの資料が使える。
都市再生街区基本調査成果の提供サービス(β版
同意して先に進み、当該箇所(リンクできないが)を表示して、
表示項目選択タブから「公図と現況のずれ」を選択。すると公図界が表示されるはずだ。
環八通りの西側に3本の並行した赤線(筆界)が見えると思う。
これにより形成される2つの隙間のうちどちらかが公図上の水路である確率が高い
(道/道という可能性もゼロではないが、こういう場合たいていは水/道か水/有地番である)。
もちろん道路造成時にそうなったものではあるが、現在の水路敷を知るには充分だ。

これが光明院の北東角まで続く。
20161016_09.jpg
画像の右側の茂みが光明院で、少し小高い。その手前で3本線が途絶えて、道路反対側へ移る。
なお、地形を現地で見る場合には「改修された部分は見ないことにする」のが大事である。
つまり道路や線路や宅地や橋を造成するために上げ下げしたところは無視し、
元々の宅地や道があった高さはどこだろうか、と考えるのが手っ取り早い。
たとえば環八通り自体に暗渠があってもおかしくないが、地形の参考にはしない。

20161016_10.jpg
通りの反対側、右側が暗渠の小径である。
ここでは典型的な道路幅の変化が見られる。水路敷が曲がって離れれば、そのぶん道路が狭くなる。
これはつまり、使える公有地を最大に使って道路としているためであり、
水路も道路も敷地の扱いとしては公共の土地であるということを示す。
土地境界を考える時には「民地かどうか」が大切で、
「水」と「道」、或いは「水」と「公立学校」や「公園」の筆界なんて考えてもあまり成果はない。
互いに持ち主が市町村や国ならどうとでもなるし元々税金もかからないのだ。

20161016_11.jpg
ここの暗渠を通るのも何年かぶりだけど、駅の近くにしては随分荒れている。
まあ善福寺川関係の脇の支流暗渠はどこもけっこう扱いが雑だが、
これは足立区なみの荒れ方だ。あ、褒めてますよ。

途中で1箇所分岐があり、白山神社前に出てくる短い支流がある。
20161016_12.jpg
これはその支流側から見たところ。
これらの街路には下水道台帳図でも管が確認でき、「水路敷」の文字が入っている。
台帳図で水路敷の文字があれば、証拠としての順位は高いと言える。あまりないが。
支流のほうがどこに行くのかは区画整理後であるためいっそうよくわからない。
3方からの下水管が集まってはいるが・・・。
ま、区画整理されたきれいな街路で水路跡を追うのは徒労に終わる場合も多い。気にしないでおこう。

やがて線路にぶつかる。※暗渠展ではこのタイプの車止めに1票入れた。
20161016_13.jpg
線路側のコンクリ壁に何かないかと思ったが、特に何も見いだせなかった。
水路が鉄道敷や古い壁を抜ける部分にコンクリの出っ張りがあったりする場合もあるので、
一応丹念に見ておくにこしたことはない。
たとえばこういうやつのこと。

線路の先はここに出る。かなり低くなっていることがわかる。
20161016_14.jpg
ちなみに公図界もここに繋がっている。3つの敷地に分割されているが、
広いのは区画整理でできた道、残りどちらかが水路だろう。
20161016_15.jpg
上写真右寄りが水路があった土地ということになるが、現在も暗渠が右側にあるとは限らない。
ただ、水路敷があったことは確かなようである、ということにすぎない。

再び環八通りに出る手前、レンタカー店の前でまた街路の形状が膨らむ(環八側から撮影)。
20161016_16.jpg
そしてすぐ先に下水道のマンホール2つが現れる。
20161016_17.jpg
このまま環八通り東側歩道を南下する。公図界にもまた3本の筆が復活する。
台帳図によれば下水管(合流管)は善福寺川手前で善福寺川上幹線に入り東へ向かうが、
雨水は荻窪橋下で善福寺川に流しているようである。
20161016_18.jpg
なるほど、橋の下を見ればけっこうなお口が開いている。

ということで、雨水の流れとしてはこのルートが概ね現在のものと言えるのではないだろうか。
環八の西側(上荻2丁目31)のガタガタした街路のあたりも怪しいが、
こういうのはそれだけでは確証がないため私は基本的に水路跡としては考えない。

///////////////////

さて、もうひとつ個人的に行きたいと思っていた場所がある。
以前善福寺川を歩いた時には主に南側を歩いていたため撮り逃した蓋暗渠が近くにあるのだ。
ひとつは荻窪暗渠展でも紹介されていたが、もうひとつある。

紹介されていたほうがこちら(荻窪高校脇)。
公図界・台帳図とも何もないが現況としては立派な暗渠と言うほかない。
20161016_19.jpg

もうひとつがこちら。
公図界が上流側横田医院横まではっきりと描かれているが、反対側の痕跡はわからなかった。
20161016_20.jpg
これらは直接川に注がず、先程の善福寺川上幹線に結ばれていると思われる。
また公図界でも細い敷地がちょうど柵のある歩道と同じ位置に存在している。
20161016_23.jpg
嵩上げでない柵つきの歩道は東京においては水路跡である可能性は割と高いと思う。
公園・学校・団地・公共施設敷地を切り欠いたものはその限りではないが、
ここの場合は公図とも一致する部分が多く、学校前だが敷地を提供しての歩道ではなさそうだ。

かつては忍川橋の下からこれらの雨水を排水していたようだが、今は出口が埋められている。
20161016_21.jpg

現在の雨水の排出先は忍川下橋の下のようで、台帳図と現況が一致する。
20161016_22.jpg

で、問題はこれらの短い暗渠の上流がどうなのか、ということなのだが。
私は(展示での推測に反して)上流はないと思っている。
善福寺川には川によってできた崖の下あたりまでしかない、
私的には「ひげ暗渠」と呼んでいるごく短い暗渠が散在している。
例えば環八の西側、南荻窪3・4丁目にも3本の暗渠が確認できるが、どれもごく短い。
※過去記事にあるこれとかこれのこと。
 こんなようなモノと、状況的には同じなのではないかと推測する。

要するに、これらは水源から長く伸びて田畑を潤す用水路ではなく、
崖下の低地に溜まる水を流す排水路であるというのが私の認識だ。
きちんと調べてはいないが、かつてはもう少したくさんあったのではないかと思う。
続きがない水路跡というのは、あまりロマンがない考え方になってしまうのだが(笑)。
しかし水路探索者として「水は必要でもあり不要でもある」ことだけは忘れないようにしたい。

なぜそこに水路敷という土地が存在し、現在に至るのか。
まさに飽くことのないパズルである。本文でその思考の一端が示せたら幸いだ。
タグ:杉並区
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2016年07月01日

塩山の水路・暗渠その6

その5からの続きです。

いよいよ面白くなるよ!

20160104_53.jpg
▲下に降りていく分水路。ここは横道を通ることができる。

20160104_54.jpg
▲この囲まれ感! これこそ公図上の「水」と「道」が昔の幅で並行する場所ではなかろうか。

20160104_55.jpg
▲基本的には用水路なのだが、谷っぽさがあるのが良いではないか。

20160104_56.jpg
▲追っていくと側溝っぽくなるが、これでもちゃんと続いていく。ま、追わないけど・・・。

20160104_57.jpg
▲はい、上に戻ってきました。

20160104_58.jpg
▲これも分水路。野菜が流れ着く。

20160104_59.jpg
▲さらに分水路。かなりの落差があって楽しい。

20160104_60.jpg
▲だんだんと道路側の土地が低くなってきた。私道の橋が架かる。

20160104_61.jpg
▲向嶽寺近く。最後の分水か。あまりに細い。

20160104_62.jpg
▲南へと方向を変える。

20160104_63.jpg
▲行き止まり道に突っ込んでいくのでこれ以上は追わない。

20160104_64.jpg
▲オギノ塩山店(閉店セール中だった)向かいの水路。これもまた素晴らしい。ドブっぽさがね。

20160104_65.jpg
▲その続き。オギノの臨時駐車場内というか、おそらく周囲の家だけひっぺがしたところ。
 このように、いくら開発しても水路敷だけはそう簡単には消せないのだ。
 用水路として続いているものならなおさらだ。

20160104_66.jpg
▲石積みがそのまま残る。これもそのうち普通の蓋暗渠になってしまうのだろう。

20160104_67.jpg
▲これらの橋もそのまま再利用しているのだろうか。

20160104_68.jpg
▲オギノの正面側。普通はこのように蓋暗渠となる。
 地方では店舗駐車場内にこんな水路敷が走っている場合が多い。
 敷地としては水路なのだ。

20160104_69.jpg
▲そしてこんなふうにどこまでも追っていける。ちゃんと使われている水路だから。

20160104_70.jpg
▲いちやまマート手前の水路。水量豊富。

20160104_71.jpg
▲下流になりだいぶゆったりとした流れになる塩川。そろそろ帰らないと・・・。

20160104_72.jpg
▲駅へと戻る途中の水路。ここは綺麗に改修されている。

20160104_73.jpg
▲ラスト、その反対側。カーブ具合がなかなか魅力。


ということで、ようやく塩山の水路写真の紹介を終える。
市街地を抜ける河川は塩川のみであり、あとは細かな用水路。
しかし全体に水の流れに富み、水路歩きにおすすめの街であると言える。
東京からも比較的アプローチしやすく、また機会があれば別の道へも足を伸ばしたい。

タグ:甲州市
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2016年04月06日

塩山の水路・暗渠その5


その4の続きです。

20160104_41.jpg
▲ゴミ捨て場がせり出した水路。良い。ポイント高い。

20160104_42.jpg
▲横にある弁財天。ちゃんと池になっている。

20160104_43.jpg
▲塩川上流側から。なんでもない橋の古い感じが好き。

20160104_44.jpg
▲少しだけ、塩川を山のほうへ登ってみようと思う。あんまり遠くへは行けないけれど。

20160104_45.jpg
▲荒れてはいるが、護岸しました感のある川になる。さっきの温泉街とはそう離れていないが。

20160104_46.jpg
▲道路脇の水路。ブロックの石積みだ。
この他にもブロックを鉢植えのように使っている箇所もあり、ブロック文化華やかなり。

20160104_47.jpg
▲架橋により新しく直している箇所。つなぎ目の石の形はちゃんと合わせている。
ここらで折り返したい。

20160104_48.jpg
▲すごくわかりにくいんだけど、
歩道下の暗渠と人家の庭の階段下の水路が直結してるっぽい。
なんでこんな構造に・・・?

20160104_49.jpg
▲横からの水路。これも草花がいい感じ。

20160104_50.jpg
▲再び温泉街の先へと戻ってきて、高いところを走る用水路と並んで歩く。
よく見ると二重水路だ!

20160104_51.jpg
▲低いほうは流れていないが。

20160104_52.jpg
▲いつの間にか一本になって、高い位置をキープしつつも下流へと進む。


その6へ続く。
タグ:甲州市
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2016年04月03日

八王子の水路・暗渠 特集記事もくじ

2010年に特集2として以前住んでいた八王子東部地域の水路をいくつかふざけて紹介した。
目次ページを作っていなかったが、今回(2016年)この辺りの散策会をやろうと思うので、
紹介しやすいように目次を改めて作成しておく。
各記事とも写真がクリックで拡大なのが面倒だがご勘弁願いたい。

【特別編 2-1】打越川
男性向けデート記事風に書いているが意味はない。

【特別編 2-2】中谷戸
一人称小説風に書いているが意味はない。

【特別編 2-3】土入
女子向け(?)デート記事風に書いているが意味はない。

【特別編 2-4】釜貫・只沼・車石の西
熱血風に書いているが意味はない。

【特別編 2-5】車石の東
文体を変えるのが面倒になって適当に書いているが意味はない。


なぜこんなものを作ったかというと、2010年当時は暗渠ブログ・水路ブログもまだまだマイナーで、
特に私などは今でも箸にも棒にもかからない水路暗渠ブロガーなのだが、
まあ何かもっと楽しく読んでもらえないかなーなどと思ったのと、
文章で位置やら経路やらを示すのって悪手だよなという思いもあり(私はそういうの読むの苦手)、
ま、ちょっとふざけてみた次第です。反応あんまりなかったけどまたやりたいね。

タグ:八王子市
posted by しかすけ at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 特集・企画記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月07日

塩山の水路・暗渠その4

その3の続きです。


20160104_30.jpg
▲塩山温泉へ。小さな温泉地を貫くこの道は両側が水路。両側水路はそれだけで良いものだ。

20160104_31.jpg
▲右側は水路というより側溝に近い。枯れている。

20160104_32.jpg
▲左側は水量のある水路。私の影が間抜けなのが残念・・・・。

20160104_33.jpg
▲浴場への橋と頭上の渡り廊下も良い感じ。

20160104_34.jpg
▲擁壁の古さも味わい深い、のんびりとした水路沿いならではの風景。

20160104_35.jpg
▲この奥で道が一段高いところに出る。

20160104_36.jpg
▲段差の下を覗くと、なんと棚のような設えが。暗渠棚。

20160104_37.jpg
▲小さな旅館街の横を流れる塩川。
塩川は大きな川ではないが、市街地の中ではどこでも存在感があるように思う。

20160104_38.jpg
▲このあたりでは意外と少ない、簡易スルースゲート。

20160104_39.jpg
▲細い水路が集まってくるところ。3方向から。

20160104_40.jpg
▲山が近いだけに素晴らしい水量!

その5につづく。
タグ:甲州市
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2016年03月01日

塩山の水路・暗渠その3

その2の続きです。


20160104_21.jpg
▲▼水量豊富な水路、ここも石積みが。奥で建物下にもぐる。
20160104_22.jpg

20160104_23.jpg
▲これぞ地方の道路脇だ、という石積み側溝。すぐ先の川に直接落ちる。

20160104_24.jpg
▲塩川に架かる古い橋。昭和4年と読める。

20160104_25.jpg
▲橋から。このググッとした曲がり方、そして同じくきれいにカーブする壁。好き。

20160104_26.jpg
▲反対側。スッスッと蛇行する。

20160104_27.jpg
▲段差の下へと分岐していく暗渠。構造がわかりやすいのも地方の水路の面白さかも。

20160104_28.jpg
▲小さな滝となり川へ排水される雨水。こうした水音も景観のうち。

20160104_29.jpg
▲青い鮮魚店の隙間から見える水路。


次回その4では、いよいよ塩山温泉へ。
タグ:甲州市
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