このあいだの散策イベントの下見で市ヶ谷を歩いた時、ごみ坂歩道橋の脇にほんのすこしの水路を見つけた。

柵と木々に隠れていて、今回やっと初めて気づいた。開渠だ。
ややドブ臭いが、水はほとんどなくわずかに反射する程度。
後日行った時にはまったく水はなかった。

小さなビルの裏手を流れている。この水路の部分だけ、建物も凹んでいるようだ。
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反対側(下流)からも一応見ることができるが、こちらは埋まってしまっている。
もっとも、これがもともとの長延寺谷の水路なのかどうかはわからない。
地図情報がまったくなく、後年に排水のために作っただけかもしれない。

下流側は建物があったと思しき複雑な遺構だけが残っている。
手前の道の部分が流路だったのだろうか。この道はすぐ曲がって通りに出てしまうが。

ちなみにこの先に長延寺団地へのとても細い抜け道階段がある。
道・壁・水路、市ヶ谷は地味だけどいろいろと見どころが多い街だ。
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